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Turtle

技術は価値を最大化するための手段。テックリードとして顧客に「最適解」を提供したい


データサイエンス開発本部 データビジュアライゼーション部 テックリード

Turtle

大学で法学を専攻し、2020年4月に新卒かつエンジニア未経験でINSIGHT LABに入社。コンサルティング本部を経て2021年5月にデータサイエンス開発本部に配属。2022年7月からはテックリードに就任し、メンバーや顧客に対しテックリードの見地から技術支援を行う。(2023年12月時点)

社内外への技術支援でプロジェクトを支えるテックリード

「INSIGHT LABを訪れるお客様には、データ活用の目的が明確な方もいれば、『このデータを使って何ができるの?』というフワッとした相談を持ち込まれる方もいます。私が主に対応するのは後者。要望が不明確なお客様からお話を聞き、実際にどんなことができるのか、道筋を示します」

そう話すのは、データサイエンス開発本部データビジュアライゼーション部に所属するTurtleだ。Turtleは、自身が携わってきたプロジェクトの一例に、ある食品メーカーのケースを挙げる。

この食品メーカーでは、魚を加工し、商品化して販売している。原材料となる魚は、養殖業を営む水産会社から仕入れている。食品メーカーからINSIGHT LABへの相談内容は、水産会社が養殖している魚の健康状態の検査結果や、養殖時に使用した医薬品の量などのデータを使って、医薬品の量を最適化したり、魚が病気にならないよう管理できないかというものだった。

INSIGHT LABでは、どんなデータをどのように取得すればよいかを判断し、分析の方法や、それを可視化する画面の作成まで、クライアントに伴走し実現。かつ、今後の食品メーカーの方向性から、データ基盤を整備することを提案した。

Turtleはこのプロジェクトに、テックリードとして携わっている。システムの構築を行うエンジニアが正しい方向に進むよう手綱を握ってコントロールしたり、エンジニアの技術的な悩みをサポートをしたりする、技術支援の役割を担う。

そんなTurtleは、自身が務めるテックリードの仕事を次のように定義する。

「技術はあくまで、やりたいことを叶える手段。顧客に対して提供する価値を最大化するために、技術をどう用いるかが大事なのです。具体的には、今ある技術をどう活用するか、加えて、今使っていない技術をどう取り入れていくかを考えるのが、テックリードの役割だと考えています」
 

コンサルティング本部で培った、徹底して本質を考え抜く姿勢

2020年4月、新卒でINSIGHT LABに入社したTurtleは、それからわずか2年後、2022年7月からテックリードに就任した。今でこそ第一線で活躍しているTurtleだが、INSIGHT LAB入社時はデータサイエンスの知識もなければ、エンジニアの仕事自体が未経験。大学時代は法学を専攻しており、「紙とペンの世界で、PCといえばWordを触ったことがある程度」だったと言う。

そんなTurtleがデータサイエンスの世界に向き合うきっかけとなったのは、学習塾でのアルバイト経験だ。個別指導塾で生徒を指導していたTurtleは、担当講師によって指導内容や生徒の成績の伸び率にバラツキが出てしまうことに疑念を持った。「何ができて、何ができていないのかを可視化すれば、教え方が共通化するのではないか」。

就職活動でIT業界を第一志望に掲げたTurtleは、選考過程を通し「一番自分が働いているイメージが湧いた」INSIGHT LABに就職。未経験ながら、知識のキャッチアップはまったく苦ではなく、むしろ楽しくて仕方なかったと振り返る。

「顧客が求めているものの本質は何か」。徹底してそう考える習慣は、入社1年目に配属されたコンサルティング本部で培われたという。

「当時の上司は、簡単に答えをくれる人ではありませんでした。例えば、資料に修正すべき箇所があると、『ここをこうして』と明確には言わない。『これじゃお客様に伝わらないよね。どうしたらいいと思う?』と、考える余地を与えてくれました。そのおかげで、今の自分があると思っています」

無数にある技術からお客様にとっての「最適」を導き出す

テックリードとして技術支援で現場を引っ張るTurtle。この仕事の難しさは、「技術」と「人」、双方にあるという。

「技術は無数にあります。かつ、業界が変化するスピードは目まぐるしい。その中から、どれを選定すればお客様にとって『最適』な構成になるか考え始めると、気が遠くなるようです。また、お客様のお悩みも十人十色。プログラムはいつでも同じ結果を返してくれますが、相手が『人』だとそういうわけにはいきません。技術、人、それぞれに難しさがありますね」
 
そうした困難を乗り越えるには、自分なりのベストプラクティスを持つこと。同時に、「これが本当にベストプラクティスなのだろうか?」と疑い続ける、最適解を常にアップデートしていく姿勢を持つことが大切だ。そして、「INSIGHT LABでなければ」と言われる、オリジナルの価値を提供すること。Turtleは、真摯にこの2つを追求している。

「今後もテックリードとして、今ある技術をどう扱うか、新しい技術でどんな価値を提供していくか、社内外に示し続けていきたいと思っています」