RECRUIT

MENU

Ajih

プロジェクトマネージャーとして「顧客への価値提供」を追求


データサイエンス開発本部 データプレパレーション部 第6G マネージャー 兼 DX推進室マネージャー

Ajih

2020年10月入社。DX推進室、データビジュアライゼーション部を経て、2024年4月からデータプレパレーション部とDX推進室のマネージャーを兼務。現在はETL、Qlik案件のPMと、PLとしてBIツール「Looker」を使った小売業のデータ可視化プロジェクトに携わる。また、若手エンジニア育成にも意欲的に取り組む。

責任とやりがいを両輪で背負える「PMの仕事」に魅せられる

「プロジェクトマネージャー(以下、PM)の仕事にこだわる理由は、責任とやりがいを両輪で負えるから。お客様にも、そしてメンバーにも満足いくプロジェクトを作ることがPMの役割だと思っています」

INSIGHT LABに入社するまでは、数社で組み込み系ソフトウェアのエンジニアとして車載器などの開発に従事していたAjih。当時は客先に常駐し、メンバー管理をはじめとするプロジェクト全体の取りまとめを行っていた。しかし、家族との時間を確保するため働きやすい職場に環境を移したいと思ったこと、PMの仕事にこだわりたいと考えたことが後押しとなり、転職を決意した。

PMへのこだわりは、Ajihの次のような言葉にも表れている。

「私は自分のことを純粋なエンジニアだと思っていません。技術は何でもいい。お客様に価値提供するために必要な技術を、都度習得すればよいと思っています」

そもそも組み込み系ソフトウェアとデータエンジニアでは、使用する言語も異なれば考え方も違う。特に高い安全性が求められる車載器の分野では、1つの小さなミスが大惨事を起こす可能性がある。そのため、コードを1行修正したらテストに丸1日を費やす、そんな世界だ。

もともとデータに興味があり、新しい世界へ飛び込むことへの抵抗や不安は感じていなかったというAjihだが、それでも当初の数ヶ月は慣れない技術にコミットすることに必死だったと言う。

「はじめはSQLすら書くことができませんでした。ただ、個人的にはINSIGHT LABでの働き方が自分に合っていると思います。新しい技術にどんどんトライできることで、お客様への価値提供の機会が増える感覚があるのです」

組み込み系ソフトウェア開発で得た視点をデータ分析に活かせるのが強み

お客様への価値提供にこだわるAjihは現在、BIツール「Looker」を使った小売業のデータ可視化プロジェクトに携わっている。その中では何度も顧客の業務効率化に貢献してきた。

その1つが、データのサマリー化による工数削減だ。Lookerはデータウェアハウスに直接つないで使用するため処理速度は速いが、大量のデータを出力させようとすると、どうしても時間がかかってしまう。そこで、データをSQLでサマリー化することで、顧客がデータの出力時間を待たずしてデータを使えるよう支援した。これにより、1カ月で30時間ほどかかる予定だった工数を数分にまで短縮した。
 
「こうした案件は、こちらからお客様の課題を見つけて改善を提案したケースです。お客様もLookerに関してはINSIGHT LABの技術を信頼してくれているので、お任せいただけるのだと思っています」

顧客からの信頼を得られる要因はどこにあるのか。Ajihは続ける。

「お客様からの要望を叶えるのは当たり前。それがベースにあって、あとは『数値の正確さ』をどこまで追究できるかだと思っています。ここは前職までの組み込み系ソフトウェア開発の経験が活きていますね。お客様の定義を確認し、その定義に合った数値を正確に出す。その積み重ねが信頼につながっていると思います。組み込み系の視点を持ってデータを扱えるのは、私の強みかもしれません」

顧客満足度を高めるため、QCDの観点とコミュニケーションを重視

AjihがPMとして顧客と向き合う際に大切にしていること。それは、QCDの観点だ。クオリティ、コスト、デリバリー。顧客によって重点を置くポイントは異なる。また、コミュニケーションの取り方もさまざまだ。誰が、どういう情報を欲しているのか、どのようにQCDの比重を取れば満足してもらえるか、プロジェクトを運営する立場として常に配慮する。

「例えばクラウド環境などでビッグデータを使おうとすると、どうしても処理速度が遅いという課題が持ち上がります。コストをかけることでそれを解決することは簡単なのですが、いかにコストをかけずにチューニングするかというのはどのプロジェクトでも難しいところです。新しい技術を導入したり、データエンジニアのコア技術を高めたりすることで、コストをかけずに解決する。そのためのモチベーションとなるのが、『お客様によいものを提供したい』という気持ちですね」

顧客への価値提供と並んで、PMのもう1つの大きな役割にエンジニア育成を挙げるAjih。

「1人のエンジニアが価値提供できる範囲には限界があります。メンバーを育成し、皆が成長すれば、自然とお客様に提供できる価値は増えていきます。同時に、私と同じPMの立場の皆さんに人材育成の大切さを伝えていきたいですね。若手メンバーや経験の浅いメンバーを引っ張り上げていきたいと思います」