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Kaz

チームで顧客に伴走支援し、「誰もがデータを活用できる世の中」を作りたい


データサイエンス開発部データビジュアライゼーショングループ

Kaz

2020年、新卒でINSIGHT LABに入社。以来。大手製造業者のデータ管理の自動化や、AI系の案件、公衆衛生に関わる案件などに携わる。現在はプロジェクトリーダーとして、自身の開発のみならずプロジェクト全体の作業状況の把握やタスクスケジュール、納品物の管理を行う。(2023年9月時点)

要望に沿って地道に作業を積み重ねた、その先に

 
「ゲームだとキャラクターのレベル上げのような、細かくコツコツ積み上げる作業が好きです。仕事でもお客様とのやり取りを重ね、要件・要望に沿った処理を地道に積み重ねて大きな成果を得る。これが私の楽しみの源泉になっています」

そう話すのは、データサイエンス開発部データビジュアライゼーショングループの Kazだ。

Kazは現在、ある製造業の顧客向けに、データの可視化支援やBIツール活用人材の育成サポートを行っている。
従業員数約3,000名、資本金150億円以上。国内外に多数の拠点・事業部を構えるこの企業は、社内の業務にて主にExcelをこれまでは活用し、手作業でデータ管理を行っていた。膨大なデータを人の手で転記するため、工数がかかるうえにミスの発生リスクもある。そこでKazらプロジェクトチームは、Excelのフォーマットをもとに、 BIツール「Qlik Sense」を用いてアプリ開発を行なった。
結果、2時間ほどかかっていたファイル作成の作業を数分~数十分まで短縮。かつ、集計の一連の流れを自動化したことで、転記ミスをするリスクがなくなった。

「お客様からは、効率化により他の業務に回せる工数が増えたといった感謝や、これまでできなかった視点で分析ができるようになったという喜びの声をいただきました」
 

リモートワークだからこそ「成果を出して信頼関係を築く」

大学在学中、画像処理の研究をしていたKaz。画像処理やプログラミングの知見を活かして、IT業界への就職を志していた。ある日、大学で開催された就職説明会でINSIGHT LABに出会い、「BIツール」を知ったことでデータ活用領域に興味を持つ。

「それまで、データ分析といえばExcelを使ってグラフを作るくらいの認識しかありませんでした。BIツールを使えば、グラフやダッシュボードなどでより感覚的にデータ分析ができる。これは可能性が広がりそうだと思いました」

入社4年目の現在はプロジェクトリーダーとして、自身の開発作業だけでなく、メンバーの作業状況の把握やタスクスケジュール、納品物の管理なども行っている。

「いちメンバーからプロジェクトリーダーになった今、自分が担当する目の前の業務に注力するだけでなく、チーム全体の作業状況やタスクの確認、新卒メンバーのフォローといった点にも気を配った業務進行が必要です。これまでのプロジェクトリーダーたちが培ってきたお客様との信頼関係を損なわないよう、アプリの品質や納期に気を配っています」

現在のプロジェクトチームは全部で4名。全員がリモートワークで顧客の支援にあたる。北海道から沖縄まで、メンバーの居住地はさまざまだ。顧客とのやり取りもPCの画面越し、または声のみでのやり取りとなるため、対面に比べ、顧客が考える課題の優先度や疑問点、対応への関心度などがつかみづらい。
そのため、定例ミーティングを行う際には事前に議題を準備し、あらかじめ着地点を決めて認識を合わせる。ミーティングで決められた内容は開発に落とし込み、できあがったものに対してフィードバックをもらい、修正する。アジャイル開発で抜け漏れのないよう、スピーディーに進めていく。

「リモートワークは、弊社メンバーの人柄がすべて伝わるわけではありません。だからこそ、しっかりと成果を出し、お客様に価値を提供する必要があります」
 

お客様と誠実に向き合い、データの民主化を推進したい

Kazがエンジニアとして大切にしていること。1つは、顧客の要望・要件を正確に理解するための丁寧なコミュニケーションだ。定例ミーティングやメールでのやり取りを適切に行うことで課題や要望を明確にし、より良い解決策を見出す。
また、開発した製品を実際に活用する現場のユーザーへの配慮も欠かさない。窓口となる担当者だけでなく、製品を使う事務や営業、エンジニアが使いやすく、快適に感じられるアプリを開発するよう心がける。

「何よりも大切なのは、誠実さだと思っています。その上に、エンジニアとしての職業倫理やプロフェッショナリズムがある。プロジェクトの進行や納期に関しては特に責任を持って臨んでいます」

そんなKazは、INSIGHT LABの理念でもある「データの民主化の推進」に共感し、課題解決に取り組んでいる。情報が多様化した社会で、データはどんどんと蓄積されていく。しかし、それを活かせているのは一部の企業だけだからこそ、まだやれることはたくさんあると語る。

「中小企業や個人は、データをどう活用すればいいかわからない。知識やノウハウがないために、データを持て余してしまっています。お客様自身で解決することが難しい課題を私たちが伴走支援することで、より多くの人がデータ活用できる環境を構築していきたいですね」