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「大切にしたいのは温度感」顧客の想いや依頼の背景を理解し、共にゴールを目指す


データサイエンス開発本部 データビジュアライゼーション部

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2022年8月、中途採用でINSIGHT LABに入社。データサイエンス開発本部データビジュアライゼーション部でデータ可視化の支援業務に従事。直近では大手企業のECサイトの売上データの可視化や、販促の自動化などに取り組む。(2024年1月時点)

ゴールイメージを共有し、顧客にとってのベストプラクティスを提供する

「お客様のご依頼の背景まで知って、温度感のある仕事がしたい」

データサイエンス開発本部データビジュアライゼーション部に所属するSayaは、そんな想いで日々業務に向き合っている。

「お客様が『こう作業してほしい』と言われるその背景を聞くと、実は別のやり方をしたほうがより高い価値を提供できる場合があります。『やりたい』と『こうあるべき』の最終的な着地点をすり合わせて、お客様がより幸せになるご提案ができればと考えています」

Sayaが現在担当しているのは、教育や介護、人材育成などさまざまな事業を展開する大手企業のプロジェクトだ。各事業部の課題に合わせて、データ分析を行っている。担当者からは、「このデータから何がどう可視化できるのか、1~2週間で示してほしい」というスピード感のある依頼がなされる。定められた期間内に成果を出すため、Sayaは常に顧客とゴールイメージをすり合わせることを意識していると言う。

「お客様が完璧なアウトプットを求めているのか、それとも、精度はそこそこでスピードを優先したいのか。『精度は高くなくてもいいから、社内で早くイメージを共有したい』のなら、完璧なアウトプットを求めて時間をかけると逆にご迷惑になる。だからこそ、お客様のゴールは何か、丁寧に確認する必要があると考えています」

「データのエキスパートになりたい」想いを胸にINSIGHT LABへ

前職時代、システム会社で客先に常駐し、データ活用の支援をしていたSaya。業務でデータに触れるうち、「システム会社の一員」としてではなく、データ分析に特化した企業で「データのエキスパート」を目指したいと考えるようになった。プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita」に投稿されたSayaの技術ブログを見たINSIGHT LABからアプローチがあったのはその頃だ。

「お声がけいただいてカジュアル面談をしたとき、INSIGHT LABにはいろいろなバックグラウンドの社員がいるんだと感じました。中にはITとかけ離れた業種から未経験で転職してきた方もたくさんいらっしゃる。そんな社員のみなさんが、風通しの良い環境で働いている印象を強く持ちました」

システム会社でデータ分析の支援業務に携わってはいたものの、Sayaが行っていたのはデータを準備するところまで。その先のデータの可視化をする機会はあまりなく、BIツールを利用したこともなかったため、「技術力に不安があった」と当時を振り返る。

INSIGHT LAB入社後は、知識と技術力のキャッチアップをするため、とにかく実務に触れた。その技術が実務のどこで、どう使われているのか。実践を積んだり、周囲の実例に触れたりしながら、自己学習ではわかり得ない学びを深めた。ドキュメントを読み込み、不明点をしらみつぶしに調べていくことで、自分の中にノウハウを蓄積していった。

大切なのは「ユーザーが何を思い『ボタン』を押すのか」

「ただ指示されたことだけをするのではなく、その裏にある想いや背景を共有したい」

その想いを強くした背景には、前職での経験がある。

SayaがIT業界に飛び込み、最初に取り組んだ案件は大規模な開発プロジェクトだった。ワンフロアに100人のエンジニアが集まり、チームごとにWebシステムの一部を任される。システムの規模が大きく、自分が手がけている作業が全体のどこに位置するのかわからない。

そんな中、Web上に配置するボタンを作るよう指示されたSayaが考えたのは、「エンドユーザーがどんな気持ちでこのボタンを押すのか」だった。仕様書を読めば、ボタンを押せばシステムがどんな挙動をするのかはわかる。ただ、そこにエンドユーザーの気持ちは書かれていない。先輩エンジニアに聞いても、誰も知らなかった。

「ボタンを押した先に、エンドユーザーが何を求めているのか。それを知ったうえで開発がしたいと思いました。繰り返しになりますが、システム開発において、お客様の想いや依頼の背景を知ることは大切だと思うからです。お客様によっては予算の問題、現場のリソースの問題ですべての要望を叶えられないこともあるでしょう。なぜなら、現場はデータ分析のために仕事をするのではなく、仕事のためにデータ分析をするから。その中でも何を優先して『ゴール』を定めるか、そこはお客様の想いをお聞きしながら、より良い答えを提供していきたいですね」